犬の老化は後ろ足からはじまる!老化のサインや老化防止方法を紹介

犬も人間と同じで、一定の年齢を過ぎると老化が始まります。

犬種やその犬の個体にもよりますが、6~7歳頃からなんらかの老化現象が現れることが多くなり、犬も昔のように体をうまく動かすことができず戸惑う素振りをすることも増えてくるでしょう。

そして、犬の老化は「後ろ足から」始まることが多いされています。シニア期に差し掛かったら犬の後ろ足に注目しておくと、老化のサインを見逃さずに済むかもしれません。

このページでは、犬の老化が後ろ足から始まる理由や老化のサイン、老化の防止方法を詳しく解説していきます。

犬の老化の前兆は後ろ足に現れる

犬の老化に関してですが、約80%の犬が後ろ足から老化が始まると言われています。

犬は基本的に前傾姿勢のため、前足の筋肉を使う機会が多く、後ろ足は前足ほど筋肉を使いません。実際にあなたのワンちゃんの足を触ると違いに気づくと思いますが、前足の方がしっかりとしていて、後ろ足よりも太いと思います。

老化現象は筋肉を使っていない部分から現れることが多いので、犬の老化は後ろ足から始まると言われているのです。

犬の後ろ足の老化現象のサイン

犬の後ろ足の老化現象のサインはいくつかあります。

以下に犬の後ろ足の老化現象をまとめたので、ぜひ参照してください。

犬の後ろ足の老化現象の始まりのサイン

・散歩に行きたがらない
・後ろ足を引きずる
・以前に比べてゆっくり歩くようになる
・階段を上らない/段差を嫌う
・長距離が歩けなくなる

犬の後ろ足の老化のサインは、結構簡単に気づけます。

日々の愛犬の様子をしっかり観察して、老化のサインに気づければすぐに対処可能です。あなたの犬の老犬期をなるべく楽に過ごさせてあげれるように、上記のサインを見逃さないようにしてください。

老化によるものor病気によるもの

先述したように、犬の後ろ足の老化の始まりにはいくつかサインがあります。

しかし、それが老化によるものではなくて、病気が原因となっている可能性も十分にあるので注意が必要です。

老化によるものか病気によるものかを判断するには、「犬が痛みを感じているか」が重要になってきます。痛みを感じていなければ老化によるものの可能性が高く、痛みを感じているようなら病気の可能性が高いです。

とはいえ、後ろ足に老化のサインが出た際は、まずは獣医師に相談しましょう。痛みが無い場合でも病気の可能性は0ではないので、自己判断よりも獣医師に判断してもらうのが1番です。

犬の後ろ足に老化現象がはじまったらすべきこと5選!

犬の後ろ足の老化の対処方法

いざ犬の後ろ足の老化が始まっても焦らないように、あらかじめ対処方を知っておくと安心できます。

まだうちの子は若いから大丈夫なんて思わずに、今のうちからしっかりと知識として把握しておきましょう。犬の老化に関する知識は、早いうちから知っておくと、いざというときにスムーズに対応できます。

以下が犬の後ろ足の老化の対処方です。

犬の後ろ足の老化の対処法

①家の中ですべらないようにする
②いつも以上に様子を気にしておく
③東洋医学を取り入れてみる
④筋力をつける
⑤サプリメントで関節ケアをする

それでは、具体的に1つずつ見ていきましょう。

①家の中ですべらないようにする

家の中をすべらない環境にすることは、犬の後ろ足の老化現象を防止する上でかなり重要なことです。

フローリングですべると犬の足腰にかなり負担がかかる上に、犬にとってもストレスがかかります。また、ヘルニアなど他の病気の原因にもなるので、滑らない環境を作ることは必須です。

コルクマットなどを引くだけでも効果的ですが、ワックスなどのフロアコーティングもおすすめです。広範囲をカバーするならワックス、まずは一部の環境からであればコルクマットがおすすめです。

②いつも以上に様子を気にしておく

犬の老化現象を対処するには、いかに普段から犬の様子を見ているかが重要です。

「いつもと何か違うかも」、「なんとなく元気がない」など、確信が持てなくてもかまいません。愛犬のちょっとした変化に疑問を持つことが大事なのです。

そのなんとなく抱いた疑問が早期発見に繋がり、愛犬の老化のサインを見逃さずに済みます。

③東洋医学を取り入れてみる

犬の後ろ足の老化現象が始まったら、東洋医学を取り入れるのがおすすめです。

特に鍼治療は、犬の関節痛や神経の痛みなど慢性的なものに効果があります。また、東洋医学は犬の自己治癒力を高める効果もあるので、老化の速度を遅らせたり、老化が始まる年齢を遅らすことも可能です。

東洋医学の効果は犬によって個体差は出ますが、西洋医学(現代医学)とは違ったアプローチで健康的になれるので、少しでも愛犬と長く過ごした方は、ぜひ東洋医学を取り入れてみてください。

④筋力をつける

犬の後ろ足の老化を防止するためには、ある程度筋力をつけておきましょう。

犬の老化は筋力が少ない箇所から出やすいので、筋力をつけるだけでも予防としてはかなり効果的です。若いうちから散歩や運動などで筋力をつけておくのがいいですが、すでに老犬の場合は、適度な散歩を心がけましょう。

老犬に長時間の散歩や運動をさせるのは逆効果です。老犬の場合は、筋力をつけるというよりも筋肉をなるべく使うということを意識するといいですよ。

⑤サプリメントで関節ケアをする

犬の後ろ足の老化をサポートするには、サプリメントを与えるのも1つの方法です。

犬の老化防止に役立つサプリメントは数多くありますが、最終的には獣医師に相談して決めるのがいいですよ。なぜなら、かかりつけの獣医師であればずっと見てきているので、その子に何をすべきか分かっているからです。

もちろん、口コミをもとにサプリメントを購入するのもいいですが、その商品を獣医師に与えても良いか聞くのが私は良いと思います。

サプリメントを与えるのであれば、「アンチノールプラス」がおすすめです。当サイトの看板犬ひひまるも飲んでますが、神経痛など幅広くサポートしてくれ、老犬が抱える問題も広くカバーしてくれます。

アンチノールプラスに関しては別のページで体験談も書いてるので、ぜひ検討してみてください。

犬の後ろ足の老化におすすめの食事療法

ここからは、犬の後ろ足の老化におすすめの食事療法を紹介します。

食事療法は効果が出るまでにある程度時間を要しますが、効果が出てからは体に良い影響が持続するので、先述した対処法と同時並行で行うのがおすすめです。

以下で重要なもの順に紹介しているので、取り入れやすいものから試してみてください。

コラーゲンとビタミンCを摂取する

コラーゲンは犬の骨だけではなく、筋肉や皮膚など様々な部分の健康を維持する効果があります。

コラーゲンは継続的に摂取することで効果を発揮するので、一定の期間ではなく継続して与えましょう。また、同時にビタミンCを摂取することで、コラーゲンの再生の助けになるので、同時に摂取できるとなお良しです!

漢方を与える

犬の老化には、何かしら原因があります。

その原因を突き止めたうえで、その子に合う漢方を飲むと老化の防止になります。薬に頼ることも時には大事ですが、漢方のように生薬で体の中から根本的に変えていけば、健康で丈夫な体を作ることができるのでおすすめです。

おやつは控えめに

犬の後ろ足に老化現象が見られたら、体重を維持するか少し減らすようにしましょう。

体重が増えると足腰への負担が大きくなり、余計に後ろ足にダメージがかかります。おやつを減らしたり、低カロリーなおやつに切り替えたりするなどして、体重管理を徹底してください。

犬の後ろ足を気にして老化のサインを見逃さないように!

犬の老化は、生き物である以上自然なことです。しかし、愛犬のためになるべく元気な老犬生活を送らせてあげるためには、いかに普段から様子を見ておくことが大切かが分かったと思います。

また、アンチノールプラスなどのサプリメントを与えたり、漢方や鍼灸などの東洋医学を取り入れたりすることも効果的です。愛犬となるべく長く楽しい時間を過ごしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。

今後も老犬に関する情報を当サイトを通じて発信していきます!

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