犬の病気は自然治癒できる?自然に任せる際の注意点まとめ

犬の病気を犬の自然治癒力を信じて、自然に任せるという手段を取っていませんか?

人間の場合、軽度な風邪など「これくらいは大丈夫か」という程度の病気であれば自然治癒に任せることはよくあると思います。

犬の場合も、下痢をしたり、嘔吐したりしてしまった際は、自然治癒力で自然に任せることはあるでしょう。しかし、自然治癒していい場合とそうでない場合が存在します。

「犬のこのくらいの症状なら自然に任せていいだろう」という判断が実は間違いで、命を落としてしまう可能性もあるのです。

そこでこのページでは、犬の病気は自然治癒できるのか、自然に任せる際の注意点を紹介します。また、犬の自然治癒力を高めるある方法もお伝えするので、ぜひチェックしてください!

犬の病気は自然治癒できる?

結論からいうと、犬の病気は自然治癒できます。

人間もわざわざ病院に行く必要がないと判断した場合は、自然に任せることがありますよね。それと同じで、犬の病気も自然に任せて治るのを待つという選択肢もあります。

実際に我が家のフレンチブルドッグのひひまるは、以下の症状を発症することが時々あります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 食欲低下
  • 目など顔近辺の腫れ

初めてこのような症状が出た時はすぐに動物病院に連れて行きましたが、「様子を見ましょう」ということが多かったです。獣医師に聞いても、軽症である場合や症状がそこまでひどくない場合は、様子見をすることが多いとのことでした。

獣医師によりますが、薬を使うまでもないのに薬を使うのは、犬本来の自然治癒力を弱くさせるという意見もあります。

また、薬には副作用もあるので、必要ないのであれば薬は使わない方が犬の健康のためにもなるのです。

犬の病気を自然に任せるときの注意点

先述したとおり、犬の病気を自然に任せることは確かにありますが、注意点もいくつかあります。

犬の病気を自然に任せる注意点

・犬を迎えてから初めて出た症状のときは病院に連れて行く
・症状が悪くなっている気がしたらすぐに病院に連れて行く
・今までの症状との違いがないか注意深く観察する
・数日経っても治癒しない場合は病院に連れて行く

犬を飼い始めてから初めて出た症状のときは、基本的に動物病院に連れて行くようにしてください。

ちょっとした下痢や嘔吐でも、1回目は獣医師に診断してもらい、今後同じような症状が出た場合は自然治癒に任せてもいいかその場で獣医師にアドバイスをもらいましょう。

また、症状が日に日に悪くなっていたり、数日たっても治癒しない場合もすぐに動物病院を受診してください。自然治癒でも治るような病気の場合は、基本的に症状が出た次の日から少しずつ良くなっていくはずです。

犬の自然治癒力を高める2つの方法

マテをする犬

犬の病気を自然治癒するには、その子の自然治癒力を高めておかなければいけません。

人間と同じで、犬も免疫力が弱かったり、そもそも自然治癒する力が無かったりすると病気は自然に任せておくだけでは完治しません。むしろ、自然治癒力が低い犬は病気が悪化する可能性もあります。

犬の自然治癒力を高めるのにおすすめな2つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

犬の自然治癒力・免疫力を高めるのに効果的な2つの方法は以下の通りです。

  • 食事療法・栄養療法
  • 東洋医学

食事療法・栄養療法

犬の自然治癒力を高める方法として、「食事療法・栄養療法」があります。

これは食事や栄養面を根本的に見直し、犬の体質を改善していくというものです、人間も丈夫な体を手に入れるためには、バランスの取れた食事が大事ですよね?

それと同じで、犬にもその子に合った食事を与えることで体のバランスが良くなり、自然治癒力が高まるのです。

最近は栄養バランスに優れたドッグフードもありますが、より良いとされているのは「手作り食」

手作り食のメリットは、以下の通りです。

犬に手作り食を与えるメリット

・その子に合った食事を作れる
・何が入ってるか把握できる
・アレルギーをカバーできる
・酸化の心配が無い

このように手作り食は、犬にとってはメリットがたくさんあります。

ただし、作る手間がかかったり、食費が高くなるなどのデメリットも。なので、ドッグフードとのハイブリッド形式で与えるのが、飼い主の体力や精神的にもいいかもしれません。

ドッグフードでも十分栄養は取れるので、時間が無い方は作っておいたものを冷凍し、与えるときに解凍してドッグフードにトッピングするだけでも効果的ですよ!

東洋医学

犬の自然治癒力を高めるのに、最もおすすめなのは「東洋医学」です。

東洋医学とは、簡単にいうと「鍼灸」や「漢方」を用いて、犬の体質を改善していくというものです。当サイトの看板犬ひひまるも、日々東洋医学を取り入れた食事を与えています。

東洋医学はその子の体の弱点を見抜き、その弱点をカバーできるため、自然と体が丈夫になっていくのです。現代医学の薬とは違って、漢方は生薬なので体への負担もありません。

現代医学では治せなかった病気も、東洋医学で良くなったという事例もたくさんあるので、ぜひあなたの愛犬も東洋医学を取り入れてみてください。

東洋医学でよく用いられる漢方を症状や効果別にまとめたので、こちらも参考にしてみてください。

薬で治療or自然に任せる

犬が病気になったときに、薬で治療すべきなのか自然に任せるべきなのか迷う方は多いと思います。

しかし、この問題に対しての答えは簡単で、「迷ったら獣医師に相談する」が正解です。

例えば、私の場合は犬の症状を把握し、何度か様子見で大丈夫だった症状のときは一旦様子見します。その後症状が治まってきたら自然治癒で治ったと判断し、症状が回復しなければ獣医師に相談します。

私たちには獣医師のような医療知識があるわけではないので、迷ったら獣医師に診てもらうようにしましょう。

診断をしてもらうと、薬による治療が必要なのか、自然治癒で大丈夫かを教えてもらえます。

犬を病気から守るために自然治癒力を高めよう!

犬には本来免疫機能が働き、ある程度の病気であれば自然治癒することは可能です。

ただし、犬によってどの程度自然治癒力があるかはその子によりますし、飼い主の判断で自然に任せてしまったがために病気が悪化したなんてことも実際に起こっています。

今回紹介した判断基準をもとに、その子に合った対応をしてあげてください。また、今後も長生きしていくために、自然治癒力を高める「食事療法・栄養療法」や「東洋医学」もぜひ検討してみてくださいね!

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