
犬は人間よりもよだれの分泌が多いため、愛犬のよだれはそこまで気にしていない飼い主様は多いです。
特にフレンチブルドッグは他の犬よりもよだれが多い犬種なので、ちょっとよだれが多いかな?と思ってもそのままスルーすることもあります。
大抵の場合はフレンチブルドッグのよだれの多さは気にしなくてもいいケースがほとんどなのですが、中には危険なよだれもあり、よだれが病気の前兆の可能性もあります。
そこでこのページでは、フレンチブルドッグのよだれが多い原因や危険なよだれの見極め方、潜んでいる病気に関してを解説していきます。
フレンチブルドッグはよだれが多い犬種
まず前提として、フレンチブルドッグはよだれが多い犬種です。
フレンチブルドッグは短頭種に分類されるため、体温調整が他の犬種よりも苦手な傾向にあります。フレンチブルドッグ以外でいうと、パグやペキニーズなども同様に短頭種です。
いわゆる「鼻ぺちゃ」といわれている犬種は、基本的に体温調整が苦手でよだれが多いと思っておくといいと思います。
代表的な鼻ぺちゃ犬を以下にまとめてみたので、ご自身の愛犬が当てはまる場合はよだれの多さを気にしてみてください。
- フレンチブルドッグ
- パグ
- ボストンテリア
- ペキニーズ
- シーズー
- ボクサー
- チャウチャウ
- 狆
- ブリュッセル・グリフォン
- ブルドッグ
- チベタン・スパニエル
- キングス・チャールズ・スパニエル
フレンチブルドッグのよだれが多い原因
フレンチブルドッグのみならず、犬のよだれが多いのは以下の原因が考えられます。
・パンティング(体温調整)
・不安
・緊張
・乗り物酔い
・病気
よだれが多い原因は様々ですが、その中でも安全なよだれと危険なよだれに分類することができます。
安全なよだれの場合は特に心配する必要はありませんが、危険なよだれの場合は最悪命を落とす可能性もあるので注意しましょう。
神経系の異常によるよだれの場合は、東洋医学などの鍼灸治療も効果的なので、獣医師に相談するのもいいと思います!
安全なよだれ
安全なよだれの場合は、以下のようなケースです。
- ごはんやおやつを見たとき
- 気温が高いとき
- リラックスしているとき
犬の場合は、口から胃に食べ物を送るときに唾液を分泌しようとします。なので、食べ物やおやつを見ると条件反射的によだれがでてしまうのです。
愛犬に「マテ」をさせてご飯を目の前に我慢させると、よだれが多くでることがあります。
また、気温が高いときは体温調整をするため、「パンティング(口を開けて舌を出し、ハアハアする行為)」をします。これは唾液を気化させることで、体温を下げているのです。
ただし、あまりにパンティングをしていると熱中症になる可能性もあるので、暑い日はよく様子をみておいてください。
他にも、リラックスしているときは副交感神経の反応により唾液が多く出ることもあります。
危険なよだれ
危険なよだれは、以下のようなケースです。
- 口内・神経の異常
- ストレスの影響
- 車酔いや熱中症
歯周病や神経系のトラブルを抱えている場合、唾液が過剰に分泌されます。口内や神経の異常がある場合は、よだれが多くなる以外にも症状が出ることがほとんどです。
また、車酔いなどによるストレスや熱中症の場合もよだれが多くなります。
特に熱中症の場合は命に関わってくるので、様子見ではなくすぐに獣医師に相談してください。
フレンチブルドッグのよだれが多いのは病気の危険も
先述した通り、フレンチブルドッグのよだれが多い理由として「病気の可能性」があります。
以下に、よだれが多いときに考えらる病気をまとめましたので、参考にしてください。
・歯周病
・舌炎
・口腔がん
・食道炎
・食道狭窄
・中毒・誤飲
・熱中症
・顔面神経麻痺
・狂犬病
・ジステンバー
あくでも上記で紹介した病気は一例です。ちょっとでも不安な方は、一旦獣医師に相談しましょう。
病院に行く?様子見する?
よだれと聞くとあまり病気のイメージが湧かないため、そのままスルーしてしまう飼い主様も多いです。
実際によだれが多くても、犬自体はいつもと様子が変わらないこともあります。そうすると余計に「病院に行こう」なんて発想にはなりませんよね。
まず絶対に病院に行くべきなのは、「暑い中外で散歩した」、「真夏にエアコンをつけずに部屋にいた」ときです。
この場合はほぼ熱中症が理由なので、早急に病院に連れて行ってください。特にフレンチブルドッグの場合は熱中症になりやすいので、より緊急な事態です。
病院に行くか行かないかの判断は、犬にはできません。だからこそ、飼い主様が普段との様子の違いにいち早く気づき、愛犬の命を守ってあげてください。
フレンチブルドッグのよだれが多いときのケア方法
犬のよだれが多いときにどのような対応をするべきか解説していきます。
先ほど紹介した症状別にケア方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
症状 | 対応策(ケア方法) |
歯周病 | 基本的に重度の歯周病の場合は、全身麻酔をしたうえで歯石を除去します。 |
舌炎 | インターフェロンによる処置が主流です。 |
口腔がん | 手術による切除でがん細胞を取り除きます。 |
食道炎 | 軽度の場合は抗生物質の処方、重度場合は流動食を用いた治療をします。 |
食道狭窄 | |
中毒・誤飲 | 吐かすことができれば吐かす処置をします。吐かない場合は、開腹手術で誤飲したものを除去します。 |
熱中症 | 冷やす・日陰・風に当たらすが応急処置です。応急処置が済んだらすぐに獣医師の診断を受け、獣医師の指示に従います。 |
顔面神経麻痺 | 基本的に自然治癒を待ちます。最近では鍼灸治療も効果的だということが分かってきました。 |
狂犬病 | ワクチンを受けることが最大の予防策です。 |
ジステンバー | ワクチンを受けることが最大の予防策です。 |
フレブルのよだれが多いかは毎日チェック!
フレンチブルドッグのよだれが多い原因を解説してきましたが、よだれが多いのは安全な理由の場合と危険な理由の場合があることが分かりました。
中には命に関わる原因もあるので、「これくらいなら大丈夫だろう」と思わないで、少しでもいつもと様子が違ったら獣医師に相談してください。愛犬は苦しくても言葉にすることができません。
愛犬のことを1番よく分かっている飼い主様が変化に気づくことが大事なので、気を抜かずに日々の愛犬の様子に注目してあげてください。今後も当サイトを通じて、少しでもみなさんに役立つ情報を発信していきます!