
「最近、うちのフレブル、目の下がずっと茶色くて…」
そんなふうに気になり始めた飼い主様も多いのではないでしょうか?
フレンチブルドッグは、その愛らしい顔立ちと豊かな表情が魅力の犬種ですが、実は涙やけが起こりやすい犬種でもあります。
特に、白っぽい毛色の子だと、目の下が赤茶色に染まってしまい、見た目にも気になるだけでなく、かゆみや皮膚炎の原因になることも。
市販の拭き取りシートや涙やけ用のケア用品を使っても、「またすぐに汚れる…」「根本的な解決にならない」と感じたことはありませんか?
実は今、多くの飼い主が注目しているのが、内側から涙やけをケアできるサプリメントです。
このページでは、実際に口コミで評価されているフレンチブルドッグ向けの涙やけ対策サプリを3つ厳選し、それぞれの特徴や使用感を詳しく解説します。
まずは、涙やけの本当の原因から、一緒に見直していきましょう。
フレンチブルドッグの「涙やけ」とは?
「涙やけ」とは、犬の目から溢れた涙が目の下の被毛に染みこみ、赤茶色や黒ずんだ筋となって定着してしまう症状のことを指します。
医学的には「流涙症(りゅうるいしょう)」と呼ばれることもあり、涙の過剰分泌や排出異常が原因となります。
見た目の印象が悪くなるだけでなく、濡れた状態が続くことで皮膚がかぶれたり、細菌やカビが繁殖して異臭を放つようになるケースもあるため、放置は禁物です。
また、涙やけの色が濃くなるのは、涙に含まれる「ポルフィリン」という成分が酸化し、時間とともに赤褐色へ変化することが原因といわれています。
これが毛に蓄積すると、洗ってもなかなか落ちなくなってしまいます。
フレブルに多い理由とは?(顔の構造/皮膚の弱さなど)
フレンチブルドッグが涙やけを起こしやすいのは、単なる個体差ではありません。
犬種特有の顔の構造や皮膚の性質が、大きく影響しています。
まず大きな要因は、短頭種ならではの顔のつくり。
フレブルは鼻が短く、鼻涙管と呼ばれる涙の排出通路が狭くなりやすいため、本来であれば鼻に抜けるはずの涙がうまく流れず、目の外にあふれてしまうのです。
さらに、目のまわりのシワが深く、皮膚がたるみやすいため、涙がそのままシワの中にたまりやすく、湿気や汚れがたまり雑菌の温床になりやすいという側面もあります。
加えて、フレンチブルドッグは皮膚が敏感でアレルギー体質の子も多いため、ちょっとした刺激でも涙の分泌量が増えやすく、結果として涙やけを悪化させやすいのです。
こうした複合的な理由から、フレンチブルドッグにおける涙やけは「体質」として諦められがちですが、正しいケアと内側からのサポートで改善できる可能性は十分あります。
涙やけの主な原因と放置のリスク
涙やけは単なる「涙が多い」というだけの話ではありません。
実は、食事・体質・環境・ケア方法など、複数の要因が絡み合って起きるものです。
そして見過ごしていると、悪化して慢性的な炎症や皮膚疾患につながることもあるため注意が必要です。
ドッグフードの添加物や質が原因のことも
意外と見落とされがちなのが、「何を食べているか」。
人工添加物や粗悪なタンパク源を含むドッグフードは、体内の炎症反応を引き起こしやすく、涙の分泌を過剰にする要因にもなります。
とくにフレンチブルドッグは、消化器がデリケートな傾向があるため、合成保存料・着色料・穀物が多いフードは相性が悪いことも。
結果、涙が過剰に出て、毛に染みこみ涙やけが進行します。
アレルギーや消化機能の低下が影響するケース
食物アレルギーや、腸内環境の悪化が涙やけを引き起こしていることもあります。
免疫系が過敏に反応することで涙腺が刺激され、涙が増えるのです。アレルゲンとしては、牛肉や小麦、乳製品などが代表的。
また、消化機能がうまく働いていないと、体内に老廃物が残りやすく、涙として排出される量が増えるとも言われています。
特にシニア期や体調を崩した後などは、腸の働きが鈍って涙やけが悪化することがあります。
鼻涙管の詰まり/常在菌バランスの乱れ
鼻と目をつなぐ「鼻涙管」が詰まっていたり、狭くなっていたりすると、涙が正常に排出されず、あふれて目元に流れ出てしまうことがあります。
フレブルのような短頭犬種では、この構造上の問題が非常に多く見られます。
さらに、目元や被毛に住む常在菌のバランスが乱れると、涙やけの色素が濃くなる・臭いが強くなるといった現象も起こりがち。
これは、皮膚のバリア機能が落ちた状態で起きやすく、他の皮膚病にもつながるリスクがあります。
涙やけに効くって本当?サプリメントの効果とは
「涙やけにはサプリが効く」と耳にしても、半信半疑の飼い主さんも多いかもしれません。
実際のところ、サプリメントは外側のケアでは届かない“内側の不調”を整える手段として、多くの獣医師やペットオーナーに支持されています。
ここでは、涙やけに対してどのような仕組みでサプリが作用するのか、そしてどんな成分に注目すべきかを見ていきましょう。
内側からのケアが重要な理由
涙やけの根本的な原因は、体内の炎症や代謝異常、腸内環境の乱れなど「目の外」ではなく「体の内側」にあるケースが大半です。
いくら目元を拭いても、体の中で不調が続いていれば涙は止まりません。
そこで効果を発揮するのが、栄養バランスを整えたり、炎症を抑えたりする働きを持つサプリメント。
体質や内臓の機能に働きかけることで、「そもそも涙が過剰に出ない状態」へ導くという発想です。
どんな成分が効果的?(ビオチン/乳酸菌/ルテインなど)
涙やけ対策におすすめされている主な成分は、以下の通りです:
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ビオチン(ビタミンB群):皮膚の健康を保ち、炎症やかゆみを抑える働きがある
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乳酸菌・酵素類:腸内環境を整えて免疫バランスを調整。涙の過剰分泌を抑える効果が期待される
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ルテイン・アスタキサンチン:抗酸化作用があり、目や粘膜の健康維持に貢献
特に複数の成分をバランスよく含んだ総合タイプのサプリは、日々の栄養補助にもなり、涙やけ以外の健康面でも役立つケースが多いです。
食事だけでは補えない栄養素
「良質なドッグフードを与えていれば、サプリは不要では?」と思う方もいるかもしれませんが、実際には食事だけで補いきれない成分も少なくありません。
加熱処理されたフードでは壊れてしまう栄養素もあり、しかもフレブルは吸収力や消化力にばらつきがあるため、食べているつもりでも栄養が十分届いていない可能性もあります。
また、涙やけのような症状がすでに出ているということは、何らかの栄養バランスが崩れているサインとも捉えられます。
サプリメントは、不足したパーツを補い、健康の土台を安定させる“補助線”としてとても効果的なのです。
口コミで人気の涙やけ対策サプリ3選【実際の使用感も紹介】
ここでは、実際にフレンチブルドッグの涙やけ対策として口コミ評価の高いサプリメントを厳選してご紹介します。
それぞれ、成分の特徴・期待される効果・フレブルユーザーのリアルな声をもとに解説しています。
製品名 | タイプ | 主成分 | 特徴 |
---|---|---|---|
ティアクリスタル | 粉末 | ルテイン | 無添加・コスパ良 |
プレミアムアイ | 錠剤 | ビルベリー・ルテイン・赤 | 抗酸化+国内製 |
涙やけクリル | 錠剤 | オメガ3 | 涙やけ&皮膚ケア |
①ネイチャーベット ティアクリスタル
成分・特長:ルテイン配合・粉末タイプでフードに混ぜやすい。無添加で安心設計。
口コミ:「使いやすくて涙やけがマシになった」というレビュー多数。400件以上の高評価。
ポイント:コストパフォーマンス◎。日常的なケアに最適。
②ペッツプラス プレミアムアイ
成分・特長:ビルベリー、ルテイン、アスタキサンチンなどの抗酸化成分をバランス配合。
メリット:錠剤タイプで投与しやすく、国内大手メーカー製。
評価:Amazonで高評価、レビュー63件中平均★5。
③ナチュラルハーベスト 涙やけクリル
成分・特長:クリル(オキアミ由来)のオメガ3脂肪酸で抗炎症サポート、粒タイプで与えやすい。
メリット:皮膚や被毛ケアにも優れ、涙やけ+皮膚トラブル対応に◎。
フレブルの涙やけにサプリを選ぶときの注意点
涙やけに効果があるとされるサプリは数多く販売されていますが、どれでもいいというわけではありません。
特にフレンチブルドッグは体質的にデリケートな子も多いため、慎重に選ぶことが大切です。
ここでは、フレブルに向いている涙やけサプリを選ぶ際に最低限チェックしたいポイントを解説します。
獣医師の推奨があるかどうか
サプリ選びでまず重視したいのは、信頼できる第三者の推薦があるかどうかです。
特に「獣医師監修」「動物病院取扱品」などの記載がある製品は、一定の安全性・有効性に配慮されている傾向が高いといえます。
もちろん、すべての優良品に獣医の推薦がついているわけではありませんが、選択に迷ったときの判断基準としては非常に有効です。
成分と安全性が明記されているか
犬用サプリには、意外にも成分表示が曖昧だったり、原材料の詳細が不明な製品もあります。
とくにアレルギー体質のフレブルには、何が入っているのか、どこまで開示されているかがとても重要です。
チェックすべきポイント:
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ビオチン・乳酸菌・ルテイン・DHAなど、涙やけ改善に実績のある成分か
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保存料・着色料・香料など、不要な添加物が含まれていないか
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製造元や加工地が信頼できるか(国内製造など)
曖昧な表現(例:「天然成分配合」だけで詳細なし)は避けた方が無難です。
価格と継続性のバランス
サプリメントは、数日で効果が出るものではなく、最低でも1〜2ヶ月の継続が前提となります。
そのため、価格が高すぎると途中でやめてしまい、結局効果を実感できない…というケースも。
おすすめは:
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30日あたり3,000〜5,000円前後で継続できるもの
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定期便割引やまとめ買いキャンペーンのある製品
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粉末・錠剤など、愛犬が嫌がらずに摂取できるタイプか(味やにおいも重要)
無理なく続けられる価格帯で、日常ケアの一環として取り入れられることが大切です。
フレブル特有の悩みに合っているか
一般的な犬用サプリの中には、小型犬向け設計や、食の細い犬種用に作られているものもあります。
フレンチブルドッグは体格や代謝も独特なので、以下のようなポイントも確認しておきましょう。
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関節ケアや皮膚炎にもアプローチできる多機能型か?
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太りやすい犬種なのでカロリーに配慮されているか?
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粒が大きすぎて詰まるリスクはないか?
「涙やけ+〇〇(皮膚、うんち、体臭)」など、複数の悩みを抱えがちなフレブルに合う“+α効果”のある商品を選ぶのもコツです。
涙やけ対策は「サプリ+環境+食事」のトリプルケアで
サプリメントは、涙やけ改善における“内側からのアプローチ”として非常に有効ですが、それ単体では十分な効果が得られないこともあります。
特にフレンチブルドッグのように体質が敏感な犬種では、日常生活の環境や食事内容、そして飼い主によるケア習慣もあわせて整えることで、涙やけがより早く・確実に改善する傾向があります。
室内環境の見直しも効果的
湿度が高かったり、ハウスダスト・カビなどが舞いやすい環境だと、アレルギーや皮膚刺激が増して涙の分泌が過剰になることがあります。
また、エアコンの風が目元に当たって乾燥を招くことも涙やけの一因になります。
チェックポイント:
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空気清浄機を使ってホコリや花粉を除去
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湿度を40〜60%に保つ(乾燥も湿気もNG)
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犬のベッドやカーペットをこまめに洗濯・交換
環境ストレスを減らすことが、結果的に涙やけの“出にくい体”づくりにつながります。
食事の質を見直すことも忘れずに
先述の通り、フードの添加物・粗悪な原料が涙やけの原因となるケースは非常に多いです。
とくにフレブルは「牛肉で赤くなる」「小麦で下痢する」など、食物アレルギーの傾向が顕著な子もいます。
選び方のコツ:
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グレインフリー or アレルゲン除去済みのフードを検討
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無添加・低脂肪・消化に良いタンパク源(鶏、魚など)
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サプリとの相性を考えて、栄養の過不足がないか確認
サプリメントを導入する場合でも、ベースとなる食事の見直しなしに本質的な改善は難しいと言えるでしょう。
日々の目元ケアでサポートを
内側からのケアに取り組んでいても、既にこびりついた涙やけ汚れを放置すると悪化することも。
サプリを与えながらも、清潔なコットンや専用ローションで毎日目元を拭くことで、汚れや菌の繁殖を防ぎ、サプリの効果をより活かせます。
おすすめのケア方法:
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朝晩1日2回、清潔な濡れコットンで目頭から軽く拭く
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強くこすらない、目の中に液が入らないよう注意
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皮膚がただれていたら、必ず獣医師に相談を
外側×内側の両方からアプローチすることが、涙やけ対策の近道です。
まとめ
涙やけは、見た目の問題だけでなく、愛犬の体が「何かおかしいよ」と出しているサインでもあります。
特にフレンチブルドッグのように、顔の構造や体質的な要因から涙やけが起こりやすい犬種にとって、根本からのケアは欠かせません。
本記事でご紹介したサプリメントは、どれも実際に効果を感じたという声が多い人気商品です。
とはいえ、いきなり魔法のように消えるものではなく、日々の食事・環境・ケアとの“トリプルアプローチ”が成功の鍵になります。
愛犬の目元が、少しずつでもクリアに戻っていく様子を実感できたとき、「やってよかった」と心から思えるはずです。
まずは、あなたの愛犬に合った1つを選ぶところから、無理なく、できることから始めていきましょう。