【随時更新】犬の漢方の種類と効果をたくさんまとめてみた

最近は犬の東洋医学への研究が進み、その中でも「漢方」を使った治療が増えてきています。

漢方と聞くと人間に使用するイメージを持つかもしれませんが、実は犬に使用することで効果を発揮した事例はたくさんあるのです。

漢方は生薬なので、現代医学で使用する薬(ステロイドなど)と違い、長年使っても体に害がありません。当サイトの看板犬ひひまるも「薏苡仁湯(よくいにんとう)」という漢方を飲んで健康面をサポートしています。

そこでこのページでは、犬の漢方の種類と効果を挙げられるだけまとめてみました。漢方を愛犬に使用してみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【目的別】犬の漢方の種類と効果まとめ

犬の漢方の種類と効果を「目的別」でまとめていきます。

目的に合わせた漢方をメモし、東洋医学(漢方)を取り入れている獣医師にあなたの愛犬に使用してもいいかを相談してみてください。

免疫力向上・体力回復

ここからは、犬の免疫力向上と体力回復を目的とした漢方を紹介していきます。

「最近元気がない」「風邪をよくひくようになった」「シニア期に差しかかった」というワンちゃんにおすすめです。

黄耆(おうぎ)

免疫力を高め、体力を維持するための漢方です。

季節の変わり目に体調を崩しやすい犬や、風邪をひきやすい犬に向いています。黄耆は特に寒い季節に体力が落ちがちな犬の免疫サポートに役立つとされています。

参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)

胃腸の働きを整え、体全体の健康を支える効果があるため、消化機能が弱い犬や食欲が落ちやすい犬に適しています。

特に食が細い犬や胃腸がデリケートな犬におすすめです。季節の変わり目などで調子を崩しやすい犬にもGOOD。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

体力不足や慢性的な疲労をサポートします。

体力が著しく落ちた高齢犬や、病気から回復中の犬に効果的です。免疫力を強化し、日常的にエネルギーを補いたい犬に適しています。

生脈散(しょうみゃくさん)

呼吸器や心肺機能をサポートし、体力を維持する効果が期待できます。

特に散歩など運動をした後に疲れやすい犬や、心肺機能に不安がある犬におすすめです。夏場の体力維持にもGOOD。

清暑益気湯(せいしょえっきとう)

夏の暑さで体力が消耗しやすい犬や、夏バテ気味の犬に効果的です。

食欲が減退しやすい季節にエネルギーを補い、体力の維持をサポートします。食欲不振や疲れやすい犬にも適しています。

竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)

暑さによって食欲が低下した犬や、体に熱がこもりやすい犬に適しています。胃腸の働きを助けながら、体を冷やして熱を緩和し、暑気あたりを予防します。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

体力不足や老化によるエネルギー低下をサポートする漢方です。

病気後の回復期や体力が落ちている老犬におすすめで、栄養補給に役立ちます。食が細くなってきた犬にも適しています。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

長期的な体力回復やエネルギーの維持に役立ちます。

特に体力が落ちている犬や、長期間病気を抱えている犬に向いており、免疫力を高めて日常の体調を整えるサポートをします。

六味丸(ろくみがん)

腎機能を補強し、老化予防として用いられることが多い漢方です。

特に高齢犬の健康維持に効果的で、腎臓が弱くなりがちな犬や、冷えが気になる犬に役立ちます。

ストレス緩和・情緒安定

ここからは、ストレス緩和(情緒安定)を目的とした漢方を紹介します。

「興奮しやすい」「最近イライラしている」というワンちゃんにおすすめです。

加味温胆湯(かみおんたんとう)

精神的なストレスが溜まりやすく、落ち着きがない犬におすすめです。

胃腸を整えながら心の緊張を和らげ、情緒を安定させるサポートが期待できます。特に環境の変化に敏感な犬にGOOD。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

緊張をほぐし、不安や恐れを感じやすい犬の精神を安定させる効果が期待できます。

緊張しやすい犬や、新しい場所に行くと不安が強まる犬にぴったりで、ストレスの多いシーンに役立ちます。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

情緒の不安定を和らげ、心を落ち着かせる作用があります。

ストレスを感じやすい犬や、飼い主の不在などで不安が強まる犬に向いています。気持ちを安定させたい犬におすすめです。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

精神を安定させ、ストレスによる不安や緊張を和らげます。

気持ちが落ち着かない犬や、環境の変化に敏感な犬におすすめです。心をリラックスさせる効果があります。

抑肝散(よくかんさん)

攻撃性が強く、ストレスを感じやすい犬に向いています。

情緒不安定や緊張が激しい犬におすすめで、感情を穏やかに保つためのサポートになります。

胃腸のサポート・消化不良改善

ここからは、胃腸や消化器官に問題を抱えている犬におすすめの漢方を紹介します。

「消化器官が弱い」「おなかを下しやすい」「よく吐く」といったワンちゃんにおすすめです。

温胆湯(おんたんとう)

ストレスが原因で胃腸の調子が悪い犬に適しています。

消化を促進し、消化不良や胃腸の不快感を和らげるため、緊張しやすく胃腸が弱い犬におすすめです。

平胃散(へいいさん)

胃腸の働きをサポートし、消化不良の改善に期待できます。

食欲が低下している犬や、胃腸の動きが鈍くなっている犬に向いており、特に食欲不振の犬に効果的です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

消化不良や食欲不振がある犬に適しています。

緊張やストレスによって食欲が落ちやすい犬に効果があり、胃腸の調子を整えながら食欲をサポートします。

人参湯(にんじんとう)

胃腸を温ため、消化を助ける作用があるため、胃腸の弱い犬に向いています。

消化不良や胃の不快感がある犬に適しており、特に冬場の寒さで消化力が低下する犬におすすめです。

白朮散(びゃくじゅつさん)

胃腸を健康に保ち、消化力を高めます。

胃腸の働きが弱く、食欲が減退している犬に向いており、食が細くなりがちな犬におすすめです。

茯苓(ぶくりょう)

体内の水分バランスを整え、むくみや胃腸の調子をサポートします。

梅雨や湿気が多い時期に胃腸の不調を感じやすい犬に向いており、食欲が低下した際に役立ちます。

関節痛・腰痛緩和

ここからは、関節や足腰に問題を抱えている犬におすすめの漢方を紹介します。

「最近散歩に行きたがらない」「段差を嫌うようになった」「歩くスピードが遅くなった」などの症状のワンちゃんにおすすめです。

独活寄生湯(どっかつきせいとう)

関節や腰の痛みを和らげ、冷えを防ぎます。

特にシニア犬や関節炎がある犬に効果的で、痛みの緩和とともに体の冷えを防ぐサポートをします。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

筋肉の痛みやこわばりを和らげる効果があり、特に関節の硬直が気になる犬に適しています。

体のこわばりが気になる犬や運動量が少ない犬におすすめです。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

腎機能をサポートし、体力の維持や関節の健康をサポートします。

高齢犬や腎臓に不安がある犬に適しており、特に冷えが気になる犬や腰に負担がかかりやすい犬に向いています。

免疫サポート

ここからは、免疫サポートに有効な漢方を紹介していきます。

「免疫力を上げたい」「老犬期に差し掛かる前に免疫力を高めたい」というワンちゃんにおすすめです。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

腎機能のサポートに役立つとされ、むくみや冷えに悩む犬に効果的です。

特に高齢犬や腎臓が弱い犬におすすめで、腎臓の働きを助けながら、体力の維持をサポートします。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

便秘がちで代謝が落ちている犬に適しています。

体内の水分代謝を調整し、便秘やむくみの改善をサポートします。代謝を促進して体の調子を整えたい犬におすすめです。

桂枝湯(けいしとう)

風邪の初期症状に良い漢方で、風邪をひきやすい犬や寒さで体調が崩れやすい犬に向いています。

免疫力を高め、風邪の初期段階で症状を和らげるサポートをします。

犬の漢方を試してみませんか?

犬の漢方の種類と効果を紹介してきましたが、いかがでしたか?

漢方はその子にあったものを与えるのが最も効果的なので、紹介した漢方で気になるものがあったら獣医師に相談をしてみてください。

もしかすると、「この子にはこの漢方が合うと思うよ」など、東洋医学に精通している獣医師ならアドバイスをくれるはずです。

今後も犬の漢方情報はこのページで更新していくので、ぜひ今後もチェックしてください!

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